僕が退社を決めるまで【Vol.3】

こんばんは!ちゃんやまです。

前回は東日本大震災が僕の中に大きな変化をもたらしたところまで書きました。


「自分の直感を信じてやってみよう。考えるのは後でいい」

そう心に決めてから、すぐにその決断を試される瞬間が...。


和太鼓部との出会いです。

初めて見た和太鼓の迫力、表現、演者、そのすべてに圧倒されました。

そして、「和太鼓が叩けたら、海外に行っても自分が日本人であることを

証明する大きな武器になるぞ」と確信しました。


最初の一年間は部活、サークル、アルバイト、学業の両立と

一人暮らしに慣れることで精いっぱいでした。


2年生になる頃、タイへの短期留学を決断します。

プーケットに3カ月滞在している間に、奇跡が起こりました。


2004年、プーケットという地は津波の被害を受けます。

その際に、日本から和太鼓が贈られたといいます。

しかし、日本人学校に保管されていたその太鼓は

あまりうまく活用できていないとのこと。


「はい!僕、和太鼓叩けます!」

この太鼓は僕が来るのを待っていたんだ、そう思いました。


和太鼓を始めてみたときに夢見たことが、

こんなにも早く現実となるなんて。

タイのデパート、日本人学校、留学先の大学、

いろんなところで演奏を披露しました。

現地の人々は僕と言葉を交わすことなく、

僕を日本人と認めてくれて

熱烈な歓声と拍手で僕を包んでくれました。


この瞬間、生まれて初めて自分が日本人であることを感じ、

誇りに思い、「日本を知りたい!伝えたい!」と思いました。


この気持ちは、いま成田空港でインバウンド業務に携わる中で

幾度も思い出し、心構えを作る土台となっています。


初めての海外滞在を無事に終えて、

書ききれないほどの経験と言葉では表せない感覚を抱いて

日本に帰ってきます。


この大きなターニングポイントを経て、帰国後の大学生活も折り返し。

ますますフットワークが軽くなり、加速していきます。


続きは、次回に。

いつも読んでくださる方々、ありがとうございます。

Yamong Ownd

人と生き、人に学び、人を敬い、人を愛する。

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